
大勢の参加で集会を成功させることができました!
報告
今年の「原発事故は終わってない3・11ふくしま集会」は福島県内各地、宮城県はじめ東北各地、そして全国から、さらにはアメリカからなど171人の参加者が会場を埋め尽くしました。
仙台高裁での裁判が結審し、判決に向けて佳境に入っている浪江町津島の原発訴訟原告団からの、帰還困難区域における「活動自由化」という無責任極まりない国のやり口を告発する報告を皮切りに、マスコミ世論的には現在、最も注目されている除染土壌の処分問題について地権者サイドからと専門家サイドからとそれぞれ問題点をえぐった報告など「15年目の福島の今」を多面的に切り取った貴重な報告の数々に参加者はみな「原発事故は終わってない」の思いをあらたにしました。なかでも、録音ではありましたが、子ども甲状腺がん裁判原告の意見陳述が本人の声で流れ、若者の心の底からの「大人たち」への怒りと不信、そしてそれを越えて真実を自らつかみ取ろうとする静かで激しい決意がすべての参加者の胸を打ちました。 自らが引き起こした福島原発事故の終息の見通しも立たず、賠償すらも済ませていない東電が柏崎刈羽原発を再稼働した新潟現地からの怒りの報告、そしてアメリカ先住民族からのウラン採掘による被ばくの実態の告発などが続き、原発のない社会の実現に向けあらためて決意を固める場となりました。集会後はその思いを多くの人々に届けるために郡山駅前までデモ行進をしました。

集会を録画し、後日YouTubeにて配信する予定でしたが、録画不備により配信不能となってしまいました。
申し訳けありませんでした。
会場での報告内容
<汚したものはきれいにして返せ!「活動自由化」は被ばくの自由化だ>馬場績さん
ふるさと返せ・津島原発訴訟原告の馬場さんは、裁判は3月9日の期日で結審したばかりです。津島の原状は未だに8.94%しか除染されていないこと。浪江町の人口は震災前24000人だったが今は15000人。それは住民登録の数で、生活人口は2500人。その4割は働きに来てる人。戻ってきた人は2000人もいない。今問題なのは国が「活動の自由化」を言い出したこと。除染している、していないに関係なく、山林にも立ち入りが自由になる、それは被ばくの自由ということ。自己責任である。とんでもないことが進行している。
<安い借地料で追い出され>30年中間貯蔵施設地権者会会長の門馬好春さん
次に大熊町の30年中間貯蔵施設地権者会会長の門馬さん。自分の土地を中間貯蔵施設にされてしまい、安い借地料で追い出されている。原発から200メートルの場所。環境省が決めることは法律より上にある。おかしい。最終処分場は馬毛島などの無人島に船で運ぶのがいい。どこにでもある、被ばくを心配しないふるさとでの笑顔が願いである。
<内部被ばくを無視した汚染土の再生利用に反対>青木一政さん
ちくりん舎の青木さんは、放射能を拡散させることに反対している話。国は再生利用を勧めつつあるが、内部被ばくが一番の問題。体外に排出されない大きさのセシウム粒子は肺胞にくっついて様々な病気を引き起こすこと。「復興再生土」は騙し。根拠法は国会での議論もなく、環境大臣の裁量で決定された。IAEAのお墨付きと言っているがIAEAは原子力利用推進の機関である。
<汚染水海洋投棄を止めるための県内外の取り組みの報告>汚染水の海洋投棄を止める運動連絡会事務局の坂口美日さん
冒頭に、汚染水海洋投棄を止めるために作ったMV(ミュージックビデオ)を上映。
坂口美日さんが事務局を担う、『汚染水の海洋投棄を止める運動連絡会』は、汚染水の海洋投棄をやめさせるため県内外の運動をつなげることを目的に、海洋投棄前の2023年4月に設立。しかし国は、漁業者との約束をやぶり、2023年8月24日に海洋投棄を開始した。会は、海洋投棄後も、国と東電を呼んですでに5回の説明会を開催し、国と東電の欺瞞を追及してきた。また、海洋投棄を止めるための県内外での以下の取り組みを紹介し拡散している。『ALPS処理汚染水差し止め訴訟』『これ以上海を汚すな!市民会議』『原子力市民委員会』『FoE Japan』『原水禁』『請戸川河口テントひろば』その他、汚染水海洋投棄を止めるための様々な取り組み。
<「なぜ私が甲状腺がんになったのか知りたいのです」〉子ども甲状腺がん裁判・千葉親子さん
子ども甲状腺がん裁判原告8番のひとみさんの声。生声で聞くと本当になんでこんな若い人がそんな目にあうのかと、めちゃくちゃ腹が立ちます。それも病気になりあっという間に手術。その事自体も受け止めきれないが、原発事故と関係ないと医師に言われ、騙されていたというショック。精神的にも病んでしまい辛い日々を送っていること。裁判で話した時の音声です。原告の瞳さんの意見陳述に胸が痛くなると同時に瞳さんの強い意志に身のひきしまる思いです。「大人に利用されたくない」という言葉は身のひきしまる思いです。本当は自分のコトバで、自分の名前で闘いたいという切実さがあじさいの会の千葉親子さんの説明によりよくわかりました。
<原発再稼働は国策と県民投票は拒否。能登地震海底の調査もしないで再稼働>小木曽さん
新潟から、柏崎刈羽原子力発電所再稼働に反対している小木曽さん。花角知事は原発再稼働は県民の意見を聞いて決めると言っていたのに、署名を集めても、原発再稼働は国策だから、と県民投票は拒否。しかも能登の地震があったというのに海底の調査もしないで再稼働した。しかし原発は不具合が次々起きている。諦めないで行動する。5月には知事選がある。原発反対の知事を誕生させたい。
<ウラン採掘で水,空気,土が汚染され、地域の人は他の地域にくらべ寿命が15年も短い>
アメリカ先住民ピットリバー族のモーニングスターさんの発言も衝撃でした。モーニングスター・ガリさんはウラン鉱山のあるナバホに住んでいて、家族が鉱山の仕事に従事したためにガンになり、苦しんでいます。聖なる土地で、薬草などもとれた。しかし、ウラン採掘で水、空気、土が汚染され、地域の人は他の地域の人にくらべ寿命が15年も短いそうです。元々全体が自分たちの土地だったのに、遠い昔、白人がやってきて強制移住や虐殺が行われた。今、それと同じことが起きている。植民地主義の問題は今も消えていないのだと声を上げ続ける必要がある。先祖の魂とともに次の世代に土地を引き継いで行く自分たちの責任である。




参加者された方が、Facebookに会の状況をUPしてくださっているので、ご紹介します。
